映画「容疑者Xの献身」を観た

ガリレオの映画版が、本日公開。福山雅治が天才物理学者の湯川学に扮し、どんな事件でも仮説と実証を重ねて解決に導く「ガリレオ」。ドラマ版と同じキャストで、ベストセラー小説である「容疑者Xの献身（東野圭吾原作）」が長編映画になりました。今回は内海薫刑事（柴咲コウ）だけではなく、以前貝塚署に配属していた草薙俊平（北村一輝）も湯川に事件解決の協力を得ようとします。序盤は、とある殺人事件のトリックを大掛かりな装置に見立ててを帝都大学の屋外実験場に持ち込み、湯川の仮説は成功するといったところ。同様のシーンは第１話と最終回で出ていて、おさらいといった感じでしょうか。

河川敷にて遺体が発見される。衣類は脱がされ指紋が燃やされており、他殺によるものと断定された。殺害されたのは、富樫慎二で弁当屋を営む花岡靖子（松雪泰子）の元夫だった。殺したのは花岡本人であったが、同じアパートの隣人である高校の数学教師である石神哲哉（堤真一）によってアリバイ工作を行い警察の捜査を錯乱させる。草薙と内海は花岡が被疑者ではないか探っていたが、なかなか事件の解決に結びつかない。隣人の石神にも事情聴取をしてみても、何もなかったとという答えが返ってきた。すると二人は帝都大学からの封筒を目にした。後日、帝都大学にの湯川に訪ねる草薙と内海。草薙から美人が殺人に関わっているのではないかという話をすると、湯川準教授は二人を実験室に案内。詳細を聞き殺人事件の解決に協力して欲しいという内容だったが、助手の栗林（渡辺いっけい）はいつものように「警察の捜査には断った方がよい」といい顔をしない。二人の話からアリバイ工作が巧妙に施され警察の捜査をかわしているのではと思った湯川は、石神の名前を聞くと「軽々しく天才という言葉を使いたくはないが、彼は天才中の天才だ」と話す。事件の背景には大学時代の友人が関わっているのではないかという湯川は、身辺から探るようになる。

あらかじめ容疑者は分かっているのですが、事件の解決までにはいくつものトリックが隠されていました。湯川は事件の真相を掴んだのに、なかなか口に出さなかったですね。今度は原作を読んでみたいと思います。容疑者Ｘの献身東野圭吾ガリレオシリーズ特設サイト『倶楽部ガリレオ』｜文藝春秋サウンドトラック。