薩摩藩の騒動は鎮まったが・・・。
第3回 「薩摩分裂」
お由良騒動は、薩摩藩主の島津斉興(長門裕之)によって抑えられました。
事の発端は、斉興と側室のお由良(涼風真世)との子の忠教(山口祐一郎)を跡継ぎにしようとし、逆に藩士の一部が斉彬(高橋英樹)に推した事です。
今和泉島津家でもお由良騒動について話が上がり、忠剛(長塚京三)とお幸(樋口可南子)が処分について話をすると、於一(宮崎あおい)が聞こうとします。
しかし、子供の立ち入る話ではないと突っぱねられます。
何でも事実を知りたがる於一は、囲碁相手の肝付尚五郎(瑛太)から聞き出します。
大久保正助(原田泰造)の父は喜界島に流され、本人も謹慎処分となってしまったということ。
西郷吉之助(小澤正悦)の仲間の一人です。
大久保家は、2人の家よりも身分が低い藩士の家。
2人が処分を受けたことで、母親と正助の妹が内職をして稼ぎを増やそうと頑張っていることが分かります。
その内緒話を聞いた於一は肝付とともに、鰹(カツオ)などを手みやげに大久保家へと行くことに。
一方、今和泉島津家ではカツオと姫がいなくなったことが騒動となります。
世話をしている菊本(佐々木すみ江)が家中を探し回ります。
肝付は何故お見舞いに向かうのかと於一に聞くと、大久保を励ますために訪ねると言います。
決して、面白がっているのではないようです。
肝付と於一は、大久保家にお見舞いをします。
女だけが内職に勤しむ大久保家の内情を知った於一は、生活の足しにしてほしいと母のフク(真野響子)に自分のかんざしを差し出します。
しかし、それを受け取ろうとしません。
今和泉の家の人間が於一のために買ったものであるのと、自分たちは物乞いではないというのが、フクの言い分。
フクのことを気に障る事をした於一は、大久保家を出ます。
すると、正助が2人と西郷の恩を決して忘れないと感謝の意を忘れないという言葉をかけました。
於一は家に戻ると、どこに出歩いていたのかと問いただされます。
どこに行っていたのかは話さなかったが、誰かを傷つけたということを告げます。
すると、お幸は「強く生きる人間を傷つけたというのは、あなたのおごりだ。」といいます。
薩摩の女子は強いと、改めて感心する於一でした。
斉興が幕府から隠居を言い渡され、斉彬が薩摩藩主となることができました。
斉彬は薩摩の鶴丸城(鹿児島城)へ戻る(お国入り)途中京都へ立ち寄り、近衛忠熙(春風亭小朝)のもとを訪ねます。
島津家と公家の近衛家は養子縁組等で縁があります。
ナレーションによると、於一と関わるようになるようです、
薩摩をお国入りを果たした斉彬。
小松清猷(沢村一樹)が島津忠剛の姫が面白いという話を聞きます。
すると、会ってみたいと言います。
当の於一は書をたしなむかと思いきや、目にいたずら書き。
その姫も藩主に会う日が近づくことを知らずに・・・。
次週は、於一が処分が解けない藩士について斉彬に直談判するようです。
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