大河ドラマ「風林火山」第43回

山本家に新しい家族が入るが・・・。風林火山　第43回　「信玄誕生」鬼美濃こと原虎胤の娘リツ（前田亜季）を迎えた山本勘助（内野聖陽）。しかし、妻ではなく養子にこだわった。武田家に新たな家臣が召し抱えられた。越後の長尾方についていた大熊だった。一方の長尾方は雪に阻まれて身動きがとれなかった。長尾景虎（Gackt）春になると再び善光寺平に兵を出したが、大きな戦にはならずすぐに退いた。第三次川中島の戦いもすぐに終わった。京から将軍の使者が甲斐へと入った。武田家と長尾家との間に和睦を促すということだった。晴信は和睦を受け入れるかわりに、信濃守護に任命させてもらえるように願いを賜りたいという。これは勘助の策略で、信濃守護となれば村上方らの旧領を取り返すという長尾家は奪い取る敵だと見なすことができるからだ。一方の景虎は信濃へ兵を出せずにいたが、関東管領上杉憲正（市川團十郎）から上杉の名跡（跡取り）と関東管領職を譲ると言ってきた。ただし、関八州を統べることと北条を滅ぼすことを条件につけてきた。しかし、景虎はまた上洛してから関東を攻めると言う。関東管領は守護よりも上位であるから、武田を再び攻める事ができるようになる。晴信は、勘助と話す。勘助がなぜ高野山へ行った気持ちがよく分かると言った。由布姫が亡くなったことや四郎を案ずる気持ちが、甲斐と信濃の守護として民を守気持ちと重なったのだ。そこで自ら出家すると言い、勘助らも続いた。晴信は信玄と名乗り、勘助は道鬼となり、鬼美濃や真田幸隆も入道した。勘助が入道したあと、リツは「女人を断っていたのに何故出家したのか」と問う。景虎は五千人もの兵を引き連れて上洛し始めた。主がいない越後の春日山城で使えていた浪（占部房子）は、密かに出家してしまった。一方平蔵（佐藤隆太）は「矢崎平蔵」と名乗り、ヒサ（水川あさみ）と子二人（ミツ、十吾郎）と合わせて四人越後で暮らしていた。平凡な毎日を送るが、景虎がなかなか信濃へ攻め入ることをしないことを不満に思っていた。枇杷島城の宇佐美（緒方拳）の元を訪れた平蔵。山本勘助のような軍師になりたいと申す平蔵に対し、宇佐美はあることを試そうとする。それは、駿河の寺に出家した諏訪頼重の嫡男虎王丸（出家して長笈と名乗る）を使って武田の首を狙おうと画策していたのだ。

来週は信玄の首が狙われます。どういういきさつで、虎王丸が動くのかに注目です。