日曜劇場「華麗なる一族」第六話

年明けから窮地に陥った鉄平はどうなる？先週は、阪神銀行頭取万俵大介の頭に銃弾が撃ち込まれました。それが、親子関係にひびが入ることになりました。第6話「万俵家の崩壊」アメリカンベアリング社が吸収合併され一方的な契約打ち切りを告げられて、阪神特殊鋼の株価も急落。一転して経営難になり、高炉建設もままならない状況に・・・。神戸へやってきた大同銀行の三雲頭取（柳葉敏郎）が鉄平を励ます。すると、阪神銀行に行って万俵大介（北大路欣也）と話し合いを持つ。鉄平を応援するという三雲頭取を見て、大介は「小が大を飲む合併」を目論む。すぐさま２０億の追加融資をするといってきた。大介は行員に大同銀行の調査を命じ、大川議員の記事をリークした責任を部下にとらせる。非情な決断に、役員も恐れをなす。大介は、鉄平と妻早苗(長谷川京子)に詫びを入れる。 20億の追加融資を決めたとの話しをして、鉄平も「感情的になりすぎた」と思う。銭高専務（西村雅彦）は、20億円が入金されたと報告する。あまりにはやい入金に、鉄平は驚く。すぐに、大同銀行にも融資をお願いする。大介と大亀専務（武田鉄矢）は、大同銀行の生え抜き派の長である綿貫専務（笑福亭鶴瓶）と席を持つ。綿貫専務の娘婿が社長を務めるアサヒ石鹸に対して融資を申し出る。二子（相武紗季）と一之瀬四々彦(成宮寛貴)と話しを聞く鉄平。そこへ銭高専務がやってきて、恐ろしい話を聞かされる。帝国製鉄からの銑鉄の供給が止められるというのだ。大介が手を回していたらしい。しかも、第一製鉄にも話しをしていると聞かされる。これは、アキレス腱である銑鉄供給が止められれば阪神特殊鋼は倒産することと同じで、その責任を協調融資をしている大同銀行の三雲頭取にとらせ、一気に経営を乗っ取ろうという策略。阪神銀行が有利に働く可能が高いが、これには大きなリスクを伴う。しかも、相手が鉄平だということが唯一の気がかりなのだ。失敗すると、逆に狙われてしまう。銭高専務は高炉建設をやめるよう鉄平に進言するが、「夢を諦めない」と譲らない。供給が止まる6月中に高炉を完成させるよう、昼夜交代制で建設することにする。しかし、万博開催のための人員にとられているので、確保はうまくいかない。銀平（山本耕史）は、頭取室へ。二子がやっとお見合いをするという報告だった。高須相子（鈴木京香）が面子をつぶさないでとお願いされたのだ。銀平は大介に告げる。「お父さんは兄さんに負けます。今回はたとえ勝ったとしても・・・。信念がある人間は、謀略だけの人間には必ず負けない」。高炉を早期完成させるために、突貫工事に入る日。頼みの遠藤建設から連絡が入り、人員が集まらなかったと。一旦諦めかける役員ら。すると、沢山の人がやってきた。荒武玄（六平直政）が連れてきたのだ。専務自ら作業員を助けた礼が、これ程大きなものになった。こうして、鉄平は高炉建設に取りかかるように命じる。

いよいよ次週は、阪神銀行からの融資が「見せかけ融資」だったということが鉄平らに知られてしまいますね。あと、高炉建設にも大惨事が・・・。果たして、誰が勝って誰が負けるのか？あと、病院で何度も会っている芙佐子（稲森いずみ）との関係にも変化が・・・。