フォークの調査団が極秘来日したが、メンバーは5人ではなく4人だった事が発覚。
壱岐正(唐沢寿明)は海部(梶原善)からフォーク調査団が無事ホテルに到着したとの報告を受けたとき、リーダー格のアーリックマンが来日していないことに気がついた。
すぐさま居所を突き止めるよう指示を出すことになった。
調査団は里井副社長(岸部一徳)を中心とした近畿商事との会合で視察する千代田自動車の販売店のリストを見せるが、それを断り独自で用意してきたリストに沿って調査が進められることになった。
八束(山崎樹範)は会合前に危惧する発言をしていたが、里井に口出しするなと言われてしまっている。
八束は調査団のラディと供に視察に訪れた。
リストにあった販売店をはじめとして、中古車販売店や千代田のユーザーなどから直接話しを聞く。
八束は都合の悪い話をいい話にすり替えて英語に訳していたが、ラディは日本語が堪能であり、見抜かれてしまった。
里井は連日の調査団との会合で疲れがたまり、自宅で気分を害してしまう。
妻は夫の異変に全く気づいてなかったために、ニトログリセリンが必要なほど体調が悪化していた事に気がつかなかった。
病院で診察を受けたところ、心電図から見て医師は入院が必要との結果を言い渡す。
しかし、里井はそれを拒み3日自宅療養をしたいと願う。
里井は角田(篠井英介)を自宅に呼び寄せた。
その際、東京商事の鮫島(遠藤憲一)が待合室のあたりで里井の姿を見る。
角田が訪れると妻が心臓病を隠していた事に憤りを見せる。
里井は角田に交渉の窓口は任せると命じた。
角田は大門社長(原田芳雄)に里井の病状について報告する。
責任者の副社長が会合に出席できない事が明らかになると、ニューヨークから壱岐を呼ぶことを決めた。
喫茶店で角田が一人考え事をしていた。
すると、席を立ち里井に電話をかけた。
社長から秘密にしていたことだが、壱岐が帰国する事を話してしまう。
その話に機嫌が悪くなってしまった。
壱岐は帰国した。
まず最初に会ったのは、千代田自動車の専務(小野武彦)。
里井が提案した合弁会社案は社内でも反対が多いので、壱岐が最初に提案してきた案にならないかという依頼であった。
壱岐は社長室に入ると、フォーク社の内情に詳しい事から窓口になるようにと命じられた。
すると、病み上がりの里井が現れ、あくまでも責任者は私だと壱岐に対して牽制する発言をする。
壱岐は秋津千里(小雪)に電話をかけ、ホテルの部屋で待ち合わせをする事を約束していた。
その前に近畿商事は調査団に接待をしていた。
里井は日本語が堪能な人がいたなんてずるいという話しをしたが、財務データに不備が多く再提出させられる羽目になった。
ホテルに到着した壱岐はエレベータに乗り、2階の扉が開くと国際ロビイスト竹中完爾(清水紘治)の姿が。
石油部長の兵頭(竹野内豊)が興味を示している中東の石油に関して話を持ちかけられるが、一旦保留にする。