壱岐は大門と幹事長のもとへ。
自由党幹事長の田淵（江守徹）の邸宅を訪れた壱岐正（唐沢寿明）と大門社長（原田芳雄）。
そこで、秘密裏にしているはずのフォークと千代田自動車との交渉について事を持ち出した。
東京商事の鮫島（遠藤憲一）はアーリックマンを連れて訪れており、すでに交渉のことも知られていた。
里井副社長（岸部一徳）は幹事長の邸宅を訪問していた事を知り、壱岐を呼ぶ。
フォークは近畿商事とは別に東京商事とも交渉しているとの毎朝新聞の田原（阿部サダヲ）の話を持ち出したが、壱岐が不安材料にしているだけではないかと憤激してしまう。
更に、一切の交渉事には関わるなと言い放つ。
里井は心臓の持病があり、医師が止めている飛行機に乗り、デトロイトへ向かう。
しかし、フォーク社との交渉は決裂してしまう。
成果を上げることができず帰国の途に就くと、鮫島と同じ飛行機だった。
互いにフォークとの交渉をしていた事を話し合うと、鮫島は「お体をお大事に」と言う。
すでに知られていたことを、里井はこのとき知った。
里井は帰国し、千代田自動車の社長と専務にフォーク社の条件を提示した。
合弁会社の出資比率は50対50から、フォーク社が51ということに変えられていた。
すると、業務本部長から毎朝新聞夕刊の早刷りを持ち出し、フォークと東和自動車が提携する事になった記事を持ってきた。
また、壱岐から大門へのレターを持ってきた。
その中身は、フォーク社と千代田自動車との交渉を打ち切るということだった。
千代田自動車の社長からこの事態を問われた里井は体調が急変し、救急車で運ばれてしまう。
里井は入院し、復帰してもこれまで通りの業務に就くのは難しいのではないかというのが医師の見解だ。
結局、東京商事の鮫島の勝利に終わった。
壱岐はアメリカ近畿商事の社長の職を解かれ、常務から取締役専務に昇格することになった。
残る海部ら、は必ずユナイテッドモータースやグランスターと千代田自動車との間に提携を進めるという決意を壱岐に語った。
日本へ帰国し大阪での近畿商事の株主総会で壱岐が正式に専務に昇格した。
しかし、異議を唱えるものがおり、壱岐はソ連のスパイであるという怪文書を見せる。
シベリアに抑留されていたことは事実であるが、スパイで情報をソ連に横流ししていることはない。
富山電気ビル来館者が急増 : 富山 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
不毛地帯のロケ地として使用されているビルは、富山市の「富山電気ビルデイング」なのだそうです。
そのことは、今日始めて知りました。
近畿商事のビルとして使われているようで、付近では壱岐夫妻が二人で歩いていたシーンも撮影されたそうです（8話）。
建物の中に入れば良かったなあ。
