大河ドラマ「天地人」第五回
兼継は信長と初めて対面する。
第5回 「信長は鬼か」
樋口兼続(妻夫木聡)は上杉家の使者の一行に加わって、海路で岐阜城へ向かった。
信長をこの目で見たいと思う兼続に対し、初音(長澤まさみ)は「気難しい方だ」と前もって忠告。
船で三国湊まで行き、一行は陸路で岐阜城に着いた。
上杉家使者の一行は、岐阜城で織田信長(吉川晃司)に書状を手渡して謁見を果たす。
兼続は岐阜城の屋敷内を歩いていると、初音に呼び止められる。
信長に会うことができると言い、別の所へ案内する。
兼続はとある部屋に通されるが、いつまで経っても信長の姿はない。
我慢できず障子戸を開けて辺りを見渡すと、羽柴秀吉(笹野高史)が。
秀吉は兼続に幾つか注意すべきことを教えた。
「信長に問いただしてはいけない」「初音に気をつけた方がよい」等々。
南蛮ポルトガルからのオルガンの音色が響く中、信長が現れた。
兼続は秀吉の忠告であった「縮こまっていること」の言葉に従い、頭を下げた。
信長は兼続に酒を勧めた。
初音が持ってきたのは、葡萄の赤い酒だった。
信長は兼続が何しに岐阜城へ来たのかを知っていて、通したようだ。
早速、兼続は屏風(洛中洛外図)のついて聞くことに。
信長の答えは、両家の安泰の為に贈ったのだという。
真意を更に問う兼続に対し、信長は延暦寺の焼き討ちを行おうとしていることを明かす。
その事を聞いた兼続は、罪のない僧を斬るなど断じて許されるものではないと言う。
仏に仕えるべきなのに兵力を持つ僧は一掃すべきというのが、信長の考えであった。
義を貫く謙信との間には隔たりがあるようで、信長はその場を去った。
信長は秀吉に兼続の首を謙信に差し出した方が良いと命令し、夜になって夜襲を仕掛ける。
兼続は難を逃れることができた。
命を救ったのは、石田佐吉(小栗旬)だった。
兼続は命からがら春日山城へ戻ることができた。
上杉と織田の考え方が異なることを身をもって感じた兼続は、謙信(阿部寛)、景虎(玉山鉄二)、景勝(北村一輝)に経緯を報告。
長篠の戦いで武田を破った信長は、上杉の近くまで迫ってきていた。
家臣らを集めた軍議では信長打つべしとの声が上がるが、謙信は兵に多大な犠牲を払うことを憂慮してか態度を表さない。
これをみた直江景綱(宍戸錠)は、迷っておられるのだと代弁する。
景勝の進言もあってか、謙信は誠の義を貫くために信長との戦をすることを決心した。
上杉の軍勢は、越中に向けて兵を進めることに。
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魔王と呼ばれた信長の性格が垣間見られましたね。
次週はついに兼続の初陣が見られます。
大河ドラマ 天地人
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