イランの石油開発に動き出す近畿商事。
近畿商事の専務壱岐正(唐沢寿明)は、石油部部長兵頭(竹野内豊)からの提案を受け入れ、イランへ行くようにとの指示を出した。
早速イランのテヘランへ飛んだ兵頭。
しかし、イランの石油開発の担当部局や有力者に話を聞いてもらうようにするが、何日経っても会ってもらえない。
すると、電話からとある人物から兵頭へ話を持ちかけた。
一旦は断るが、王族に接触しても難しいことがわかると話を受ける事にする。
約束はモスクで待つことであったが、兵頭は車の中で待っていたため、会うことは出来なかった。
しかも、景観から職務質問を受けてしまったために秘密警察に通報されて情報を受ける事は、更に難しくなることは明白であった。
兵頭に竹中からの情報を伝えた。
その情報とは、リビアの元石油大臣がパリに滞在していると言うことだった。
早速、パリのホテルに向かうが、会うことは出来なかった。
帰ろうとすると、黄紅子(天海祐希)の姿があった。
パリのクラブで飲む兵頭と紅子。
すると、有力者に会うことが叶った。
その有力者に会うことが出来た兵頭は壱岐に報告する。
やはり入札される鉱区がサルベスタン鉱区であることがわかった。
鉱区の開発の了承を得るために、大門社長の元へ向かう。
社長はソ連の綿花の相場の指示を出していた。
壱岐は早速、開発の話を持ち出す。
開発には200億かかり、採掘してもでるかどうかは不明。
すべて紙くず同然となるのは避けるため、日本石油公社の支援を受けることにした。
支援をお願いしたいという話しをし始めた。
最初は議員を通しているのかと聞いてきたが、真っ先に貝塚に持ちかけてきたので面倒を見ると回答する。
近畿商事が持ってきたサルベスタン鉱区の話を持ち込んで来たため、貝塚は難色を示した。
その表情から五菱や五井ではなく、近畿商事が真っ先に仕掛けて来たのかと推測した。
鮫島は五井と五菱の専務を呼んで接待する。
近畿商事が単独で開発することを避けたいと思った鮫島は、危機感をあおって二社を誘うことになる。
入札が行われる日。
壱岐は総裁からの電話を待っていたが、なかなか電話が来ない。
総裁は東京商事、五井、五菱と話を持っていて、壱岐はそのことをしらない。
結局電話がなく、壱岐は自宅マンションへ帰宅する。
一人で弁当を食べていると、秋津千里(小雪)が訪れた。
そこで、千里は壱岐の部屋で一泊する。