東大予備門を受験する二人。
秋山真之(
本木雅弘)と
正岡子規(
香川照之)は東大予備門に合格することができた。
難しい試験を突破し、兄の
秋山好古(
阿部寛)から祝いの酒を頂くことに。
祝いの魚を焼いているのは間借りしている元旗本・佐久間家の女中のよし(
佐々木すみ江)で、佐久間多美(
松たか子)はその魚を見て不思議がる。
焼いていたのはめざしだったからだ。
そこで、多美は鯛を持ってきて渡すことにした。
東大予備門では教科書は海外からのもが多く、授業も試験も英語だらけだった。
真之や英語が苦手だった子規は試験を解けずにいたが、同じ教室にいた塩原金之助(のちの
夏目漱石、
小澤征悦)や山田武太郎(のちの山田美妙、中野雄一)らは簡単に解くことができた。
試験が終わると、予備門の学生らで寄席などに繰り出す。
真之は好古と暮らしているときはきっちとしていたが、松山にいた頃と代わらぬ生活を繰り返していた。
一方の好古は
陸軍士官学校に在学。
講師にドイツ人の少佐が訪れ、彼らにドイツ軍の兵法を説き、日本軍との兵力の違いを見せつけた。
真之は好古の許しを得て、子規と下宿生活を送ることになった。
子規の妹の正岡律(
菅野美穂)が上京していた。
そこで、律は真之に衣服を作りたいと頼む。
予備門で子規が変わった格好をしてみなの前にやってきた。
野球という球技で、早速遊ぶことに。
また、子規は無銭旅行で海を見に行く事にした。
女にだまされるといった事や、体が動かなくなることもあったが、彼らは無事に海を見る事ができた。
そこで、真之は海軍の船を見て、何かを思ったようだ。
真之は好古に予備門を辞め、
海軍兵学校に入学することを明かした。
はじめは金の心配はいらないと言って辞めることに難色を示していたが、自立をしたいとの言葉で認めることにした。
好古は伊予水軍の末裔である事を教え、その流れを汲む真之が海軍に入る事は何かの運命であると言う。
真之は子規に辞めることを伝えようとしたが、すでに寝ていた。
雨の日、子規が下宿先へ帰ると真之の姿がなかった。
真之は常規宛の手紙をしたためており、
海軍兵学校に入学することを伝えた。
子規は小説や俳句に精を出し、真之は軍人としての道を歩み出した。
築地にある
海軍兵学校に入学すると、洋服や海軍の
ライスカレーなど、馴れないものばかりであった。
好古はフランスへ留学する事が決まっていた。
しかし、当時の陸軍はフランスを破ったドイツを手本しており、そうなるとフランス派は好古だけだ。
理由は松山の若殿のお供すること。
じきじきに藤野漸(
宝田明)から依頼されており、受け入れていた。
海軍兵学校が築地から広島の
江田島へ移転すると、真之は故郷伊予松山へ帰ることになった。
故郷では真之が軍人になった事で、町中は騒ぎになっていた。
実家に帰ると、町で父(
伊東四朗)とすれ違ったのになぜ挨拶をしないのかと母(
竹下景子)から問われた。
また、正岡家に律が帰ってきたとの話も聞く。
律は軍人の妻となっていたが、離縁を申し渡され帰郷していた。
律の姿を拝見するするために真之は正岡家を訪れた。
しかし出かけていたため、会うことはできなかった。
真之は船で戻ろうとしたとき、律の姿が見えた。
そこで、皆に知られぬよう東京へ行っていたのだが、嫁ぎ先の家から嫁は家を守るものだとかで追い出されたと明かした。
また戻ることを約束し、真之は広島へ戻った。
好古はフランスへ留学していたが、陸軍から短期留学の命令が出ていた。
即ち帰国を意味しており、好古に期待をかけていることでもあった。
毎週1時間30分の放送だと、見るのが大変。
今週は歴史に名を残す自分ばかりで、覚えるのも大変です。
こういった時は原作の小説を読んだ方が良いですね。
スペシャルドラマ「坂の上の雲」
NHK 松山放送局|スペシャルドラマ 坂の上の雲