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不毛地帯 第四話

壱岐は警察から任意出頭を求められ。

壱岐正(唐沢寿明)は上司の里井(岸部一徳)に警察へ事情聴取を受ける事を電話で報告する。

小出(松重豊)が一人でやったことであるから、近畿商事が関与したとの発言はしないよう忠告する。

警視庁へ行くことを家族へ告げる。

直子(多部未華子)は、「何をしたのよ」と父を責める。

壱岐が警察へ事情聴取を受ける事が、東京商事の鮫島(遠藤憲一)と防衛庁貝塚官房長(段田安則)にも知れ渡った。

これで流れがグランドのスーパードラゴンF11に決定される見通しとなりそうなながれになる。

壱岐は特別な部屋に案内され、警視庁の捜査二課長から事情聴取を受ける。

そこで、警務隊に逮捕された自衛隊の芦田(古田新太)から小出に渡った機密書類(スーパードラゴンの見積書)の手配について、近畿商事側は壱岐の指示によるものだということだと聞かされた。

さらに、10枚しか渡っていない書類は空将補分を示す"3/10"であることも判明し、その持ち主は川又伊佐雄(柳葉敏郎)であった。

また、隠していた複写機は小出の妻の実家(木更津)にあり、これも壱岐の指示であると証言していた。

警察は決定的な証拠を掴んでいるので、自白をせまった。

しかし、身に覚えがないと否認する。

その言葉に、小出一人で罪を負わせるなんてと釘をさす。

経済企画庁長官久松清蔵(伊東四朗)は自由党の三島幹事長へ、何とかならないかと働き掛けを行っていた。

そこで、幹事長は貝塚官房長へ電話をかけることに。

しかし、近畿商事への捜査は決定的となっており、立件回避は厳しい状況となっていた。

幹事長は近畿商事の大門社長(原田芳雄)を呼び、会社が持っている資料をすべて出させる事で決着(もみ消し)させることになった。

壱岐は会社へ出社すると、里井が機密書類を表に出していた。

検察庁からの要請で提出する事になったのだ。

壱岐には止めることはできず、大門社長からの命令であった。

鮫島は貝塚官房長からの電話を受け取る。

国防会議にて次期戦闘機はラッキードF104に決定するとの連絡であった。

そのうらには、幹事長から貝塚に対して事務次官に推してあげるとの約束があった。

防衛庁からも逮捕者が出ていることも突かれ、受け入れざるを得なかった。

川又は貝塚の部屋に入る。

そこで、数字が複写されていないのに機密書類の出所が判明したのは、川又の筆跡が残されていたからだ。

川又は指示していなかったが、防衛部長を説いて機密情報漏洩と収賄に関する事情聴取を中央警務隊から受ける事になると官房長は告げた。

川又は辞表を提出し、防衛庁を退職することにした。

川又は壱岐の自宅を訪れる。

二人は酒を酌み交わし、川又は防衛庁を辞めることを明かした。

また、壱岐はこの一件についての顛末を話し、防衛庁を辞めることを慰留する。

しかし、自衛隊の存在理由を示すためには空幕長にならないとむずかしく、その道が断たれ残る意味がないというのが川又の思いだった。

川又は駅の公衆電話で自宅に電話をかけ、列車に乗って帰宅した。

ところが、自宅に川又宅から電話があり、主人が帰ってこないと妻から話があった。

多摩川で列車に「川」とつく人がひかれたとのことらしい。

翌朝、壱岐は事故現場にやってきた。

すると、刑事から川又の着衣の一部から、彼が自殺した事がわかった。

川又の妻久代は、なぜこんな事になったのかと壱岐に聞く。

今まで帰宅する前に電話をすることは全くなかったのに、号泣きをしてしまう。

川又の自宅で、壱岐貝塚と初めて会う。

自殺は国から金が下りないらしく、彼の死を公務死となるよう取りはからってくれると話し、さらに遺書のようなものを預かっていたら処分するようにと壱岐に依頼する。

すると、ここへ何しにきたのだと激高してしまう。

妻の佳子(和久井映見)は止めに入る。

また、近畿商事の車が来たと伝える。

近畿商事の大門社長から話しがあり、国防会議でラッキードF104に決定したの連絡があったと壱岐に伝えた。

そこで壱岐は久松に感謝の意を伝えに会うと、「君はずいぶん泥水を飲んだね」という言葉しかかけなかった。

近畿商事に戻ると、ロビーに毎朝新聞の記者田原(阿部サダヲ)が壱岐に近づく。

川又は自殺で、原因が中央警務隊から事情聴取を受ける事ではないかと勘ぐる。

二次防が無事決まり、航空機部は祝賀会が催された。

壱岐は会社に残り、川又の言葉を思い出していた。

壱岐は突然、大門社長に退職を申し出る。


次期戦闘機選定に関して払った犠牲は大きかったですね。

逮捕者や死亡した人間が出たりと・・・。

壱岐は「軍人であろうと商社マンであろうと自分は指示を出して手は汚さない」とか、「軍人の風上におけない人間だ」など、良いように言われることがありませんでした。

自分の信念のためラッキードの選定にこぎ着けたのにも関わらず、同期だった川又にあらぬ容疑をかけられてしまう。

壱岐は逮捕されることは免れたけれども、このまま近畿商事に勤めるできないと判断したのでしょう。

そういえば、東京DOGSの宣伝が番組終了後にありました。

毎週流れますね。

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不毛地帯 - フジテレビ