新潟県勢としては初の快挙となりました。
高校野球の決勝戦が本日行われ、愛知県代表の中京大中京が新潟県代表の日本文理を下して43年ぶりの優勝を果たしました。
準決勝で強豪の県立岐阜商を僅差で破って初の決勝戦に進んだ日本文理は、最後まで粘りを見せてくれました。
両校ともおめでとうございました。
試合の展開は序盤が両者互角でしたが、中盤以降は中京の打線に勢いがついて点差が広がっていきました。
予想通り10-4で終了してしまうのかなと思っていたのですが、全く違いました。
9回表、文理は2者が凡退となったあと、2アウトから打線が繋がり始めました。
あと一点差というところまでいき、レフトへ放った強烈なライナーがちょうど三塁手のところで捕球され試合終了となりました。
県外にある高速道路のサービスエリアのテレビで9回表を見てましたが、奇跡が起こるのではと感じました。
生きているうちに新潟の高校が優勝できたらとんでもないこと。
実は自分は新潟にいなかったので、昨日は決勝進出が決まったことで大騒ぎになったことなど全く知らずに過ごしてました(決勝に出ることは夕方になって知った)。
県外では、ニュースや新聞ではそういったことが小さく扱われていますからねえ。
決勝が終わってからは高速道路の電光掲示板に、「新潟県勢 初の快挙・・・」と表示されていました。
NEXCO東日本も粋な計らいをしてくれます。
今日の新潟日報朝刊を一目見て驚きました。
一面と最終面が繋がっているなんて滅多にない。
日本文理は、今大会ではすべての試合で2ケタ安打を達成しているチームとして紹介されていました。
新潟県大会で見せつけたその強さと勢いが、そのまま甲子園でも続いていましたね。
自分が対戦した高校の生徒の関係者から聞いたところによると、「伊藤があれだけいい球を投げていれば今年の文理には勝てない」と話していたそうです。
それでも、初戦の寒川戦で勝利を挙げたときは、次戦も勝利するのではといったことは全く感じませんでした。
新潟県勢は初戦を勝ったときはまぐれだという見方をされるくらい、甲子園での勝利数が少ない県であります。
今年のセンバツで優勝した長崎県の清峰と初戦で対戦したことが、文理にとっていい経験となったのでしょう。
新潟日報に書いてあったのは、打者がフルカウントで追い込まれた時の練習をよくやっていたということです。
精神を鍛える為というのもあるようですが、最後まで見極めよということもあるのかもしれません。
最後の追い詰められたところで本領を発揮する訓練を行ってきたことで、初の決勝まで上り詰めたのでしょう。
個人的に悔やまれるのは、せっかくの休みだったので無理して甲子園に観戦しに行けば良かったなということでした。
新潟県代表が決勝まで駒を進めるのはこれ以降ないのでは、と考えていたからです。
個人的にはそうならないでほしいと願うばかり。
あと、文理は花巻東と対戦してほしかったです。
各校とも、来年も全国制覇を目指して頑張ってください。
asahi.com(朝日新聞社):夏の甲子園 第91回全国高校野球選手権大会