家督争いが長期化し、本丸をおさえていた景勝方の兵糧は尽きかけ・・・。
第12回 『命がけの使者』
兵糧を探す道を樋口兼続(
妻夫木聡)らは探すが、
景虎(
玉山鉄二)の軍勢によって道がどこも塞がれていた。
また、
直江津の湊も押さえられ景勝(
北村一輝)らの武将は身動きできないでいた。
景虎のもとに、北条からの手紙が届いていた。
その内容は越後へ迫ってきており、上杉の内乱に乗じて支配するのでないかと思われた。
甲斐の
武田勝頼(
市川笑也)は北条の同盟を結んでいることから、越後へ兵を出すことを検討していた。
しかし、
重臣香坂弾正は「信玄公から困ったときは上杉に頼るようにとの遺言をお忘れですか」との言葉も聞かない。
宿敵の上杉を討つことができる格好の機会を逃したくはない勝頼だった。
香坂弾正は勝頼を説得できなかった。
躑躅ヶ﨑館内では、
菊姫(
比嘉愛未)が弓を射っていた。
菊姫は兄の勝頼のことを信玄に及ばない、と香坂弾正に話した。
景勝方の策は尽きかけていたが、兼続は一つだけ道があることを思い出した。
桑取の村を頼る事を景勝に提案し、了承を受ける。
取扱が難しい村である故、兼続の話し合い失敗すれば死ぬ覚悟であると景勝は家臣らに告げた。
早速桑取へ向かう兼続は、山中で足をけがしたトメ(
草笛光子)を助ける。
手当をした兼続は桑取へ向かうことを話すと、味方はしないなど取り合ってはくれない事を忠告。
話し合いに行くのみであると言う兼続は、トメに刀を預けて向かうことにした。
桑取へ着いた兼続であったが、すぐさま捕まってしまった。
気がつくと牢屋に閉じ込められてしまっていた。
そのあと、長の斎京三郎(
高杉亘)と面会を果たす。
景勝に味方してほしいと願うが、すでに
景虎方も金を渡しておりそれ以上ないとできないと断る。
体一つでやってきた兼続は必死に解くけれども、願いは届かず追い出されてしまった。
その姿をみたのはトメで、斎京三郎の母であった。
説得するのは無駄であると兼続に告げるが、動けなくなっても館の方へ向かい何とか説得を試みる。
兼続はついに力が尽きてしまう。
その兼続の姿をみた斎京三郎は、まだ来ようとしていたのかと感心した。
三日後、本丸に兼続は戻ってこなかった。
誰もがあきらめかけていたとき、兼続が戻って来た。
桑取が味方することになったことを景勝に報告する。
そして、兵糧が運び込まれてきて事なきを得ることになった。
景虎方は桑取を味方にする事ができなくて残念がっているようだ。
景勝の出身は上田の庄であることから、北条が真っ先に攻めてくる地。
上田の庄が攻められることを楽しみにしている表情であった。
金よりも越後を思う気持ちと、主人景勝に仕える気持ちが桑取の者を突き動かしたのでしょう。
出来過ぎた話ですが、本当なら殺されに行くようなもので、覚悟がなければそのような生半可な事はできません。
実は言うと、2年前に
上越市の桑取へ行ったことがあるのですが、そのときの画像が見あたりませんでした。
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