新たな藩主がお国入れして。
第4回 「名君怒る」
島津斉彬(
高橋英樹)が、
薩摩藩の鶴松城へ入った。
先代藩主だった斉興に関わっていた家臣らは処分されるのかと思いきや、そのような話しは触れられませんでした。
斉彬がまず行ったのは、倉庫にあった米を町に流して価格を下げること。
見事にうまくいき、庶民の生活が改善されていきます。
西郷吉之助(
小澤征悦)らは、
大久保正助(
原田泰造)とその父の処分が放免されるのではないかと期待していました。
同席していた肝付尚五郎(
瑛太)も彼らが建白書を書くことを聞いていました。
斉彬は下級武士らの予想を覆し、斉興に使えていた家臣に処分は与えませんでした。
今和泉の
島津忠剛(
長塚京三)はこれに立腹します。
この話を聞いた於一(
宮崎あおい)が話そうとすると、「女子は政に口を挟むのではない」と一喝して追い出します。
於一は肝付に御赦免の件について聞いてみる。
すると、肝付も若い
藩士から納得がいかないことを夜に聞かされていました。
どういう経緯でああなったのかを調べてほしいと頼まれました。
二人は、
重臣で側近を務める小松清猷(
沢村一樹)に会います。
妹のお近(
ともさかりえ)お香の席で、肝付は御赦免の件を切り出します。
しかし、藩主の斉彬を信じることが忠義だとしてはっきりとした答はしませんでした。
島津家一門の四家が、斉彬に拝謁することになりました。
於一も謁見できるとの話も忠剛から聞かされます。
菊本(
佐々木すみ江)は於一に、城へ上がるときに着る着物を選びます。
忠教(
山口祐一郎)の娘の御哲(
吉高由里子)には負けられないという話をするなか、於一は父に呼ばれます。
すると、粗相のないよう挨拶の仕方を仕付けられることに。
城へ上がる日。
四家筆頭の忠教から順番にお祝いの挨拶をします。
於一の番が来て、遂に斉彬との謁見に望みます。
挨拶が一通り終わり斉彬が立つと、於一は思わずほっとした表情を見せてしまいました。
「はあ。」というため息が出て、斉彬が振り向きます。
於一は生まれる前に頂戴したお守りを大事にしていることを話します。
さらに、口に出せない事を聞いてしまいます。
先代に使えていた家臣たちは処分が下されずに、お由良騒動で処分が下されたままの武士たちは何故放免されないのかということを。
側近の小松は制止させるが、話を聞く斉彬。
くだらぬ諍いをしないで今は薩摩をまとめる事が肝要であり、自分が信じられないのならここから出ていくべきだと告げて去りました。
今和泉島津家の屋敷へ戻った於一は、兄の島津忠敬(
岡田義徳)と城に行ったときの事を話しに来ていた肝付を呼びます。
処分は御赦免になるということを報告しますが、言い過ぎて全てが台無しになってしまうのかと心配になっていた。
それでも、肝付は勇気を出して聞いたのだからすごいことだと称えます。
後日、於一の父からあの一件について叱ります。
御主君に物を問うなど不埒極まりないことだと。
於一に何を言っていたのかを知りたかったが、夕食は何か聞いてくると言い残してその場から逃げてしまいます。
次週は、「日本一の男」ですね。
で、誰が「日本一」なのかが気になります。
あと、於一と忠剛にしつけられるシーンが面白かったです。
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