不毛地帯　第三話 - 123032のブログ

ラッキードF104が墜落し、一転して不利な状況に置かれた近畿商事は。 F104が墜落された報道が、すぐさま新聞各紙に掲載された。原因は不明であるとされているが、その点を東京商事の鮫島辰三（遠藤憲一）が欠陥であると突く。このままでは防衛庁の次期戦闘機がスーパードラゴンになりかねないため、近畿商事の東京支社では何とか工作出来ないかと焦る。そこで、壱岐正（唐沢寿明）は毎朝新聞の田原秀雄（阿部サダヲ）に会うことにする。田原はラッキードF104には重大な欠陥があるとし、翌日の朝刊に期待するようにとの言葉を残しその場を去る。毎朝新聞の朝刊に何とか書かれないよう、壱岐は久松清蔵（伊東四朗）経済企画庁長官に根回しを依頼する。しかし、「君にも泥水を飲んでもらわないと」と答える。壱岐は毎朝新聞の朝刊に記事が載らないことを確認するため、六本木にある近畿商事の隠し部屋にいた。そこへ航空機部の小出宏（松重豊）と近畿商事へ機密書類を渡した芦田国雄（古田新太）が、クラブの女を連れて入ってきた。その前に芦田と小出は鮫島に見られていた。朝刊に掲載しようと何とか記事を仕上げていた田原であったが、上司によりかけなくなってしまった。遺族会が高速道路沿いにある土地を毎朝新聞に渡す代償であった。そのことに納得がいかない田原は、遺族会の会長は久松であることを知る。久松に働きかけて記事をつぶすことに成功し、近畿商事は安堵していたが、別の新聞社が夕刊を掲載されることがわかる。すると、壱岐の元に田原が現れ「軍人の風上にも置けない男だ」と言い残す。壱岐が仕掛けたことが気に入らなかったようだ。壱岐が航空機部へ戻ると、部内は新聞各社からの問い合わせの電話が鳴り響いていた。これでは近畿商事が不利な状況となってしまうため、壱岐はラッキード社から社長を呼んで記者会見を開こうと提案する。壱岐の提案通り記者会見が開かれ、ラッキード側は米軍パイロットの操縦ミスであるとの見解を示し、決してF104の欠陥である事はないと安全性を強調。田原はキッカーが原因ではと聞くが、それこそが安全性を保つ仕組みであると反論されてしまい、壱岐を睨む。会見は無事成功に終わり、ラッキードが採用される可能性が高まっていった。このままではスーパードラゴンF11が採用されないと東京商事の鮫島は、貝塚官房長（段田安則）に秘策があると告げた。それは、芦田と小出の関係だ。芦田は近畿商事の株券を持っていて、クラブで見せびらかしていたのを小出に咎められる。その様子を鮫島と繋がっていた女が密告。数日後、芦田の元へ警備隊がやってきて逮捕されてしまった。芦田が逮捕されたことは、すぐさま壱岐に伝えられた。小出は株券を渡したのは家のローンの頭金代わりとして、里井達也（岸部一徳）が指示していたものだ。芦田は近畿商事への機密漏洩に関わっていた事を自白し、小出は警視庁へ逮捕されてしまった。小出が警察に連行されたことで、壹岐佳子（和久井映見）は不安な表情になる。何があったのかを夫に聞くが、知ることではないと返す。商社へ就職して平穏な暮らしが出来るはずだったのに、また不安に襲われることを心配していたのだ。「軍人であった私を責めるのか」と責める壱岐。しかし、娘の直子（多部未華子）と息子の壹岐誠（高橋平）が現れ、「お母さんは11年間も1人で家のことを支えてきたの」と宥め、妻の気持ちをわかって欲しいと言った。黙秘を続けていた小出であったが、複写機は妻の実家に預けられていたことや、近畿商事の上司は彼が単独でやったことだと会社ぐるみを否定。会社からも突き放されてしまい、壱岐が背後で関わっていたと自白。朝、壱岐の自宅に警官が現れ任意で事情聴取を受けることになってしまった。

壱岐の娘と鮫島の息子が同じ大学に進学しようとしてますね。親がライバル同士なので、引き離されてしまう可能性が高そう。この先、なんだか悲しくなりそうです。 Amazon.co.jp: 山崎豊子: ホーム不毛地帯 - フジテレビ

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