TRICK劇場版 ラストステージ

公開初日に観に行ってきた。 トリック(TRICK)は2000年7月からテレビシリーズが始まり、14年近くが経って完結します。 ラストを飾る劇場版は、初の海外ロケをマレーシアで実施したそうな。 当時はビデオに録画してみたり、ビデオやDVDをレンタルしていたなあと思い出します。 4年前にも改めて見直したりしましたからねえ。 あることがきっかけで日本にいられなくなった山田奈緒子を思ってか、日本科学技術大学教授上田次郎が赤道スンガイ共和国へ観光と称して誘う。 真の目的は村上商事レアアース事業部加賀慎一から、現地の呪術師が死の呪いをかけられているというトリックを見破ってほしいというもの。 結末は泣けます。 あんな風にラストを迎えるんだなあと。 補足すると最初のエピソード(母之泉)から見た方が良いかもしれませんね。 アバンタイトルは脱出王の異名をとったハリー・フーディーニは、初回のエピソードや劇場版霊能力者バトルロイヤルでも取り上げられています。 前作の劇場版では、フーディーニの目的と同じくした想いを持った敵が登場しましたね。 テーマ曲は鬼束ちひろの「月光」で、第1シリーズで使用された。 ネタバレになりますけれども、エンドロールで各エピソードのシーンが挿入されています。 小ネタとしては新作スペシャル3よりは少ないけど、いつものように看板や書道で笑わせる。 赤道スンガイ共和国では看板の日本語表記がないので、日本語字幕で出ているのだけれども目で追うのが大変。 矢部謙三が現地の人からSPECホルダー疑惑をかけられたり、北村一輝演じるオカマキャラ谷岡が一瞬吉川に変わったりとSPECネタが。 SPEC~結~爻ノ編にて、決めゼリフの「お前がやったことはすべてお見通しだ」を当麻が言ったからなあ(テレビ局が違うのに)。 依頼人の加賀美が勤める会社が村上商事で、会長が社名と同じく村上ショージってのはねえ。 なぜトリックに出演しているのかなと思ったら、「カラスの親指」で阿部寛と共演していた縁なのかもしれない。 石丸謙二郎演じるレアアース事業部長が、たった1シーンで呪い殺されてしまうなんてあんまりだと思った。 その理由は後半に明らかになるのですが。 吉田鋼太郎演じる山本支社長は憔悴している表情なのに、なぜか声を張り上げて現地(ヤー村)の状況や呪術師が危険であることを語っているのかが気になる。 水原希子演じる呪術師ボノイズンミは最強の敵かと思ったけど、そうではなかった。 単に地元住民から祭り上げられたんですね。 中村育二演じる岩熊金属鉱業の川島は、銃をいつも抱えている。 観たことはないが、『アウトレイジ ビヨンド』に出ていたからあのキャラなのかと思ってしまう。


テレビ朝日本社で開催されているトリック村めぐり。 美術展示では衣装や看板などがケースにありました。 スマートメゾン池田(旧池田荘。10周年の時はエコメゾン・イケダだった。)にある奈緒子の部屋や、日本科学技術大学の上田教授の部屋もあった。 奈緒子の部屋ではスリスリスリットが暗証番号だった電子錠や、昔買っていたペットたちの遺影も。 また、マジシャンの衣装や道具も展示されてる。 上田教授の部屋は自分の写真(阿部寛のモデル時代の写真も)がたくさん飾ってあり、等身大のパネルも2つあった。 また、『なぜベストを尽くさないのか』と話す上田次郎人形がケースに入って展示されてた(今回は全く喋らなかったのが残念)。 TRICK美術展示