SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~ 零
金曜ドラマ版に繋がるお話。
SPEC(スペック)が来月11月より公開される結(クローズ)で完結。
漸の編、爻の編がそれぞれ公開されますね。
SPEC零では、当麻紗綾と瀬文焚流の過去が描かれています。
つまり、ケイゾクの劇場版から話が繋がっているでしょうかね。
野々村光太郎は、捜査一課弐係元係長待遇にまで降格させられていたが、警察庁キャリアで公安部長(柴田純)に未詳への配属を任命を受ける。
近藤弐係長との会話の中で、セリフで真山が殉職になったという件が気になります。
京大理学部卒でFBIで研修を受けた当麻は、空港で野々村から出迎えを受けそのまま未詳へ案内。
当麻は一十一(正体は実の弟陽太)との対決ののち、スペックを持つ左手を負傷してしまう。
左手で死者を呼ぶスペックは翔で明らかになったけども、零ではニノマエが恐れを感じたのかも。
連ドラ版では爆弾が爆発したシーンくらいしかなかったので、群馬の山奥でなぜ対決しなければならなかったのかが分かりました。
そのニノマエを操っていたのが地居聖で、偽の記憶を書き換えて当麻を目の敵にさせた。
また、当麻との関係も都合良く書き換えていたことも詳細に描かれています。
瀬文はSIT在籍時に、部下の志村からの射撃を受けてしまうが、志村は逆に自らの銃弾を浴びて病床に伏せてしまった。
そのいきさつもニノマエによる仕業であることが明らかになっていますが、かねてから志村が部隊内で異質な存在として扱われてきたようなエピソードが出てきます。
その後未詳に配属されるのは、当麻と野々村光太郎係長が事件に目をつけたからなのか。
また、当麻と警視庁内ですれ違うシーンも。
当麻と野々村係長が追うスペックホルダー上野真帆はスケバンの格好で、車いすに乗って土佐弁を話す女。
復讐を誓う人間には心臓をえぐり取って殺すという、微妙なスペックの持ち主。
真帆が狙うは親の敵であるディアブロで、彼はニノマエに仕事を依頼していた。
しかし、ニノマエに殺されてしまう。
結局ディアブロは当麻(とナンシー)に捕らえられ、当麻の左手に呼び出された真帆によって殺されてしまうはめに。
SPEC零もコネタが満載で、ツッコミどころが結構あります。
映画館でよく見る「NO MORE映画泥棒」のキャラが犯行の再現をやっていたり、当麻がお腹がすいて発したセリフが「ハラヘリヘリハラ」だったり。
あとは、執拗にボクサー犯人説を貫いた野々村もおもしろかったです。
金曜ドラマ 『 SPEC (スペック) ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』 | TBSテレビ
『劇場版SPEC ~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇/爻(コウ)ノ篇』OFFICIAL SITE
ケイゾクコンプリートBOXがブルーレイで発売。
デジタルリマスター処理により、DVD版よりも鮮明な画像で楽しめるそうな。